ムーブメント教育・療法について理解するために…

その子にとって、今、何が遊びなのか

6月なりました・・・。 もうすぐお誕生日でウキウキ気分の次男Call、そういえば、春先にあんなに夢中で、ず~~~っとやってた「スキップ」・・・、最近は全くやらなくなりました。 なぜ最近スキップしないのかたずねると、「えっ?だって、もう、できるから」・・・…

診断・評価は「個人の尊重」のためのに -あらためてFrostigの理論から学ぶ-

3月3日に、卒業生が代表をつとめるNPO法人主催の研修会に講師としてよんでもらいました。CMDゆうゆうは、神奈川県相模原市を拠点にムーブメント活動を活かした障害児支援や子育て支援に取り組んでいます。この日は、相模原市 市民・行政協働運営型市民ファン…

「自己決定力」を育む ~パラシュートに乗らないという参加のあり方も尊重したい~

パラシュートは、ムーブメント遊具の代表でとても魅力的な環境づくりに役立ちます。 (パラシュートの活用例については、以下の記事をご覧ください。) ムーブメント遊具の活用法~パラシュート編~(2010/11/04) satsuki-lab.hatenablog.com 中でも、パラシ…

個人空間と共同空間~空間を意識して動いてみよう!~

今日は、 クリエイティブムーブメントプログラムの紹介~みんなで海底冒険~(20120/09/03) の記事で、スイミーの絵本のように、みんなで大きな魚になって動いた活動の説明で、詳細は後日・・・・♪とお約束していた、「個人空間と共同空間」のお話です・・・。 *****…

ムーブメントリーダーの『質問力』 -遊び活動における「クローズドクエスチョン」と「オープンクエスチョン」の活用

ビジネスの世界でも教育や医療福祉の現場でも、そして、飲み会で上手にコミュニケーションをとりたい人向けにも、相手に良質の質問をすることが効果的ということで、「質問力」なんて言葉が注目されていますね…。 良い質問をするための技法として、広く知ら…

遊びの中で経験不足による未発達をふせぐ-乳児院におけるMEPA-R活用の効果-

現在取り組んでいる「遊びの場づくり」支援者研修(全5回)の3回目は、ムーブメント教育・療法独自のアセスメント法であるMEPA- Rについてです。 詳しい内容は、以下の記事をご確認ください 遊びを生み出すアセスメント~MEPA-Rの活用~ 先月、乳児院でもこ…

マリアンヌ フロスティッグ博士の言葉

先週までに研修講座を立て続けに担当させていただいて、今、その参加者の方からお寄せいただいた感想文やメールをじっくり読み込んでいます。 その中で、拙著を手にしてくださった方が、私があとがきに自分の想いを代弁してもらおうと転載したフロスティッグ…

スカーフ一枚でできること(乳児院での遊び活動報告から)

遊びがいっぱいの大きな家(乳児院での遊び活動支援) の記事でご報告しましたが、今年度は、乳児院の現場でも、ムーブメント法による遊び活動の展開をお手伝いをさせていただいています。 先日の研修時、質疑応答の時間に、職員の方々が日常での取り組みの…

遊びを生み出すアセスメント~MEPA-Rの活用~

今週は、保育園、乳児院等のフィールドの施設内研修では、「MEPA」の理解と活用についてお話させていただいています。 MEPA (Movement Education Program Assessment)は、1985年、日本におけるムーブメント教育・療法独自のアセスメントとして開発されたも…

遊びがいっぱいの大きな家(乳児院での遊び活動支援)

本年度のサバティカル研究活動の大事なフィールドの一つは、ある乳児院です。心理療法担当職員の臨床心理士の方から、乳児院の子ども達を対象に実践をやってもらいたいとの連絡をいただいて、2011年3月に学生達と共にうかがったのが最初のご縁でした。 障が…

引き出しの整理-いよいよ、川崎市上麻生保育園でムーブメント活動開始!-

川崎市麻生区の上麻生保育園にモデル園として協力いただいて、通常保育、地域子育て支援活動におけるムーブメント法の活用についての実践研究を行っています。 この園には、前年度、和光大学で開催した研修講座に参加してくださった先生方が数名いらっしゃっ…

遊具の活用 ~何のために、誰のために~

現在、サバティカルの研究活動の一環として、様々な現場で子どもに関わる支援者の方々に「ムーブメント法による遊びの場づくりの理論と実践」の研修プログラムを実施しています。 先週から、「遊具の活用」を中心とした実技を保育園、乳児院などで行いました…

チームの強さ(福井たけのこ教室)

サバティカルの研究調査で、先週は、福井の「たけのこ教室」の視察に出かけました。 30年ほど前に、一人の障がい児の誕生をきっかけに、小林芳文先生をスーパーバイザーに迎えてある保育園で始まった小さな親子遊びの教室が、今では、保育園・保育士が軸とな…

遊びは生活の中に

3月2日(水)10:00~、川崎市麻生区岡上こども文化センター内で学生達が実施してきた出張ムーブメント教室、今年度最後となる3月の教室は、和光大学内での実施となりました。 20人の子ども達が参加してくれて、ママやパパと一緒にダンス室の照明機材を活用し…

ムーブメント遊具の活用法~パラシュート編~

和光親子ムーブメント教室の終盤は、パラシュート遊具を活用した遊びを行います。先日の教室であらためてパラシュート遊具の魅力を感じました。今日は、パラシュート遊具の活用方法について少しお伝えします…。 パラシュートは、床に広がって置かれるそれだ…

ムーブメント教育・療法のススメ

2009年5月25日発行の「教育医事新聞」に 『ムーブメント教育・療法のススメ』という記事が載りました。 初めてフロスティッグのムーブメントを日本に紹介した第一人者として、小林芳文先生(和光大学身体環境共生学科教授)のインタビュー記事が掲載されまし…