5/5祝【公開セミナー】今、あらためて問う「集い遊ぶこと」の意味 第2弾―五月礼讃:響き合う身体と心—

こちらからチラシをPDFでご覧いただけます。

和光大学地域連携研究センター主催
 地域応援プロジェクト
【公開セミナー】

今、あらためて問う「集い遊ぶこと」の意味 第2弾―五月礼讃:響き合う身体と心—

日時:2024年5月5日(日・祝)13:00~16:30(12:30~受付開始)

場所:和光大学小田急鶴川駅より徒歩15分)体育館(パレストラ)1Fダンス演習室 *スクールバスの運行はありません。

内容:

【第1部】 13:00~14:45              
●オープニング パフォーマンス 
ドラム・パーカッション演奏:向井善哉・中村順一  ダンス:大橋さつき
●討議 響き合う身体と心 ~よしやくんから教わったこと~ 
向井善彦・容子  大橋さつき  根立 博   中村 順一  小林芳文   
~~~休憩~~~
【第2部】 15:15~16:30  
●公開プログラム  

みんなで遊んでつくろう! クリエイティブムーブメント「心音(こころね)」

 プログラム リーダー:惠濃志保 

 

 本セミナーは、アフターコロナの地域子育て支援のあり方について、共に語り合う場として設定された、和光大学地域応援プロジェクト:今、あらためて問う「集い遊ぶこと」の意味 ~ムーブメント教育・療法を活かした地域子育て支援の実践から~(2023年11月3日開催)の続編です。
 今回は、「響き合う身体と心」をサブテーマに、クリエイティブな遊びや表現活動に集う人々の間で起こること、共振共鳴する身体・通じ合う心に焦点を当てます。 
 第1部では、障害のある青年を中心に、彼の育ちにかかわってきた者たちが、運動遊びを原点とした発達支援法である「ムーブメント教育・療法」や音楽演奏活動を通して、コミュニティの中で人々とのつながりを大切に育ってきた姿をふりかえりながら、討議を行います。 

 第2部では、大橋研究室と地域団体の連携によって里山公園で実現したインクルーシブな野外パフォーマンス「心音2023」の実践を踏まえ、それらをもとに、集まった人たちと、音楽やダンスを楽しみながら、楽しい表現の場を共創する集団遊びのプログラムに挑戦します。

 みなさま、どうぞご参加ください。

【お申し込み】
↓専用フォームから予約(先着順。定員になり次第、締め切りとさせていただきます。)

forms.gle

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心音2023野外パフォーマンスのご案内

●日時:2024年2月11日(日)
 13:30 開場
 14:00 開演

●会場:新治里山公園 つどいの家
    アクセス → にいはる里山交流センター

●入場無料(予約優先)
・申込優先で座席を用意させて頂きます。
  専用フォームよりお申し込みください。

・上演時間は45分を予定しております。

・野外パフォーマンスです。暖かい服装でご来場ください。

 

主催:(株)CMDゆうゆう 放課後等デイサービスcocoon

協力: にいはる里山交流センター指定管理者NPO法人新治里山「わ」を広げる会
    和光大学 大橋さつき研究室 



 

遊びは遊びのままに・・・

 コロナ禍で、中止・縮小が続いていた学生たちのムーブメント活動ですが、地域子育て支援の取り組みもやっと大きく実践できるようになってきました。今年度は共通教養科目「タウンマネジメント」の履修生が、本当に熱心に取り組みました。たった4人のチームで、経験者も教えてくれる先輩もいない中、過去の活動の記録映像を見たり、何度も連携先の保育園に通ったりして、事前の準備を重ねて挑みました。

 ↓大学のHPに報告が出たので、ぜひ読んでやってください。 

www.wako.ac.jp

  このような学生主体の地域での遊び活動の実践は、これまでも、「地域支援」、「子育て支援」、「学生ボランティア活動」、「地域連携による現場学習」等の側面から評価を得てきましたが、それ以上に、子どもにとっても大人にとっても学生たちにとっても、「本質的に遊びである」という軸を崩さずに継続してきたことが、最も特筆すべき点なのではないかと考えています。


 思い返してみると、ちょうど、学生たちが地域子育て支援の遊び活動を主体的に担う展開が始まった2010年、私は、日本の高等教育機関におけるシチズンシップ教育について調査していた政治学者キャサリン・テグマイヤー・パクさん(米国セントオラフ大学准教授,当時)から取材を受けました。

 パクさんの質問を受けながら、私と学生たちの取り組みがシチズンシップ教育であると教えられ、また米国の大学で市民参加教育として様々な試みがなされているという教示を受けました。社会の一員として自立し、社会に積極的にかかわろうとする態度を身につける、民主主義社会を支えるべく社会参加する市民を養成しているのだと言われれば、確かにシチズンシップ教育なのだろうとも思いましたが、学生たちと共に、目の前で展開する楽しい遊びの場づくりに夢中だった私は、それ以上に想いを巡らすことができませんでした。

satsuki-lab.hatenablog.com

   それから10年の間、活動があることが当たり前で、繰り返しの中で、私の感覚も鈍っていたところがあったかもしれません。コロナ禍で活動ができなくなって、実践研究の代わりに、活動を担っていた卒業生たちを対象にオンラインのインタビュー調査を行ったのは、よい機会でした。

 卒業生の言葉に、そして、また、息を吹き返すように始まった今年度の学生たちによる活動の様子に、パクさんの話を思い出し、なるほどと感じています。

 ・・・と、同時に、あらためて私が肝に銘じていることは、「結果として」立派に成熟した市民に育ち、ウェルビーイングを実現している卒業生たちの、その頼もしい姿に惑わされて、本活動の教育的価値や成果を掲げ、「人材育成」という名のもと、無理やりに形づくるようなお節介なことをしてはいけない、学生たちに向けた力の注ぎ方を間違えてはいけない…ということです。

 「遊びは遊びのままに」あることを祈り、私自身も共に遊ぶ主体としてありながら、その意義を唱えていきたいと思います。

子どもが笑っている、大人も笑っている…、あぁ、幸せ!~復活!! 親子ムーブメント教室~

 2023年11月3日(金祝)、和光大学地域連携研究センター主催 地域応援プロジェクト公開セミナー:今、あらためて問う「集い遊ぶこと」の意味  ~ムーブメント教育・療法を活かした地域子育て支援の実践から~ が無事に開催されました。

 当日は、親子、地域の子育て支援や教育、保育にかかわる方々に参加いただき、賑わいました。前半は、「お待たせしました!みんなで遊ぼう!和光大学親子ムーブメント教室」と題して、親子遊びのプログラムを展開しました。0歳から8歳までと子どもの年齢にも幅がありましたが、2時間近く遊びぬきました。

 私は、これまでの活動を通して、豊かな遊びの場を継続していると、保護者の連帯感が増し、「私の子」から「私たちの子へ」…という構えの変化が起こり、全ての大人たちで子どもを包み込んでいくようになると感じていました。しかし、今回は、全身で遊び、嬉々とした表情を見せている大勢の子どもたちの弾けるようなパワーに圧倒され、次第に癒され、優しい微笑みになって活気づいていく大人たちの変化に気づきました。子どもの笑顔が生み出す場がコロナ禍で固くなっていた大人たちの心身を包み込んで溶かしてくれたような感覚です。

 コロナ禍後初の親子ムーブメント教室で、学生たちは経験がなく、私も催しの実施においては、諸々、勘が鈍っていて要領が悪くなっているな…と反省するところが多々ありました。でも、「子どもも大人もこんなに笑っているよ…。あぁ、幸せ!これでいいのだ…♪」と感じた一日でした。記録の写真を整理しながら、たくさんの笑顔に出会い、余韻に浸っています。あらためて、ムーブメント教育・療法の祖であるフロスティッグ博士が半世紀も前に掲げた中心的な目標が、かかわる全ての人たちの「生命および人間の尊厳を前提とした健康と幸福感(Health and a Sense of Well-being)の達成」であったことに、感動を覚えています。

 ご参加いただいたみなさん、ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。また一緒に遊びましょう♪

 

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11/3祝【公開セミナー】今、あらためて問う「集い遊ぶこと」の意味 ームーブメント教育・療法を活かした地域子育て支援の実践からー


お待たせしました!みんなで遊ぼう!親子ムーブメント教室を11月3日(金・祝)に開催します。

コロナ禍で対面開催ができなかった時期がありましたが、今年度は地域連携研究センターの地域応援プロジェクトとして1部では「親子ムーブメント教室」2部では川崎市認可保育園保育士の方々の報告、和光大学名誉教授の小林芳文先生の講義が行われます。

ぜひみなさんご参加ください。


今、あらためて問う「集い遊ぶこと」の意味

ムーブメント教育・療法を活かした地域子育て支援の実践からー

日時:2023年11月3日(金・祝)13:30~17:00(13:00~受付開始)

場所:和光大学小田急鶴川駅より徒歩15分)E棟コンベンションホール *スクールバスの運行はありません

 

内容:
【第1 部】 13:30~15:00
●公開プログラムお待たせしました みんなで遊ぼう! 和光大学親子ムーブメント教室
プログラム リーダー:大橋さつき (和光大学現代人間学部人間科学科教授)

~休憩~

【第2部】 15:20~17:00
●報告「保育所におけるアフターコロナの子育て支援~ムーブメント法を活かした挑戦~」
永田ゆかり・小垣記代子 (川崎市認可保育所 保育士 )

●講義「コロナ禍で見えてきた子育て支援の課題にムーブメントができること」
小林 芳文(和光大学名誉教授・横浜国立大学名誉教授)

●意見交換・質疑応答

【お申し込み】
専用フォームから予約(先着順。定員になり次第、締め切りとさせていただきます。)

 

心音(こころね)プロジェクト2023♪

「遊んで創る、舞台でも遊ぶ」をモットーに、インクルーシブな舞台づくりに挑んだ、心音2016… ⇓ ⇓

 

 

 コロナ禍で、なかなか続編が展開できずにいましたが、感染対策、そして、発表が中止になるリスクを考慮して企画を考えているうちに、今年度は、素敵な活動の場に出逢いました。

 心音2023…、ゼミ生、卒業生とその家族、地域の人たちと新たな挑戦が始まっています!里山の自然の中で、のびのびと遊びながら創っています♪ 2月に野外パフォーマンスを発表する予定です。

 自然に包まれて、各々の身体が緩み、無理なくつながっていく関係性にワクワクしています。途中からの参加もOKですので、興味がある方はぜひお問い合わせください。

 

8月、9月は、青々として芝生の上で、転がって、跳ねて、夏の光を感じながら、踊りました。

 

「遺跡」化する「ゼミ室」

ものすご~く、久々に研究室のブログを更新します。

随分昔、もう10年以上前に書いた、👇【「カフェ」化する「ゼミ室」】の続編(?)です。
 

satsuki-lab.hatenablog.com

 この後も、歴代のゼミ生たちと数度の配置換え(領地争い)を繰り返しながら、同居していたわけですが、コロナ禍で、突如、ひとりぼっちのゼミ室になってしまいました。(まぁ、本来、教員研究室…なので、それでいいのですが…😅)

 3年以上、静まり返っていたゼミ室ですが、やっと、先週、コロナ5類移行直後、私の誕生日祝いを口実に、コロナ後初の宴が催されました🎂🥳。

 

 現学生たちは、準備に際し、ゼミ室にあるものを確認することから始めました。その姿は、まるで、「遺跡発掘」のよう…。
 まず、何より、様々な理由で残されていた現金をかき集めた結果、1万円を超えることが判明した瞬間、埋蔵金を掘り当てたような盛り上がりで…。天を仰ぎ、「先輩、ありがとうございます」と呟く学生たち…。

 料理器具や食器を確認していると、先輩たちが残したメッセージが発見され…、炊飯ジャーには「炊くときはゼミ室以外の場所で!!(ブレーカーが落ちるから)」と記されてあり、ちゃんと廊下のコピー機の横でご飯を炊く伝統が復活していました…(笑)

 

 研究室で学生たちと過ごす際の私の憧れの姿は、ケイスケ先生なので…

(👇「勁介先生に見た和光らしさ 」(鈴木勁介名誉教授追悼)) 、

wako.repo.nii.ac.jp

・・・買い出しについて話し合っている時も、手も口も出さず…にと思ってパソコンに向かっていましたけれど、聞こえてくる声に、どう考えても、オソロシイ数のたこ焼きができてしまいそうだったので、分量をおさえるように助言してしまいました…。

 どうなることか…と心配しましたが、メンバーの好き嫌い等ちゃんと考慮して、カレーも2つの味が無事出来上がり、手作りの誕生日ケーキもあって、なんとか、パーティーらしくなりました👏。

 

 そして、当然、MZの舞台やムーブメントの実践等、過去の学生たちが残した催し関係の映像も発掘されるわけですが、その中に、初期の頃、2003年度のゼミ合宿のVTRがありました。

 遅れて最終電車で到着する仲間を迎えに行った際に、熱海駅改札前で繰り広げられた即興ゲリラパフォーマンス…! 歌も踊りも寸劇的演出も、うまく絡まったよい出来栄えで、若かりし頃の私は「ゼミの集大成だ♪、よくやった!」と大満足でした。しかし、後日、この映像を観たある職員の方に、「大橋センセぇ…、これは危なかった…、捕まらなくてよかったですね…、もうこの映像を他の人に見せてはいけません!!」とご指導いただきました…。(駅員さんも立ち止まって見ている一般の方も優しい眼差しでしたので、あたたかい空気だったのだと信じていますが…💦)

 遊び、歌い、踊り狂う先輩たちの映像をうっかり観てしまった現役学生たちの、明らかに固まった表情が、理解不能なものと遭遇した時の茫然とした反応なのか、それとも、激しい羨望だったのか…は、今後の彼らの様子から判断したいと思います。

 

 こうやって、卒業生が残していった様々なものが発掘されるので、私もあらためて、思い出して懐かしんでいます…。

手作りの「アンサーブック」・・・。半分アルバムみたいなのですが、心の中で質問をして、念じながらページを開くと、答えがある…という仕組みになっていて、それを理解した学生たちが、各々に質問をして開いて出てきたアンサーを読み上げて、わーきゃー楽しんでいました。

 私も久しぶりに、「今年のゼミ、どうしましょうかね?」と問いながら、開いてみたら…、

 かつての「あじゃら」たちが、『遊びなさい』と答えてくれました…。
 何の根拠もありませんが、大丈夫な気がしてきました…(笑)

 

 発掘出土品から当時の人々の暮らしを知る…という、本当の遺跡調査のような展開が数々あり、誰一人直接には関わったことのない過去のゼミ生たちの姿が学生たちの前に蘇っているようで、不思議な光景でした。
 歴代のメンバーの活動を思い出してみて、それぞれの代の特徴や変化はありましたけれど、それでも、結局のところは、みんなで元気になるには、歌って、踊って、一緒に食べて、仲良く遊べばいいんだよ…って、そのことだけをひたすら繰り返し確認しているゼミ生たちだったような気もします。

 「あ~あ、ゼミ…、ゼロから再スタートだ…」と思っていたのですが、どうも、ゼロではなさそうです…🙏💕

和光3分大学

 和光大学教員ひとりひとりのユニークな考え方やものの見方、社会とのかかわりや社会への提言を、大学という枠を越えて広く発信する「和光3分大学」。 2019年9,10月を担当させていただきました。

(※画像をクリックすると大きくご覧いただけます。👇)

 

MZ018 しずくの記憶 舞台公演のご案内

Dance Performance Project Merry Zome 018

 しずくの記憶

  したたり落ちる一粒に すべてのいのち 

 

【日時】

 2020年2月23日(日)開場17:30 開演18:00

     2月24日(月)開場13:30 開演:14:00

【会場】

  和光大学パレストラ体育館1階ダンス演習室

【チケット申込・問い合わせ先】

  mz-box★wako.ac.jp (★を@に変えてください。)