引き出しの整理-いよいよ、川崎市上麻生保育園でムーブメント活動開始!-

 川崎市麻生区の上麻生保育園にモデル園として協力いただいて、通常保育、地域子育て支援活動におけるムーブメント法の活用についての実践研究を行っています。

 この園には、前年度、和光大学で開催した研修講座に参加してくださった先生方が数名いらっしゃって、その先生方がムーブメント担当として取り組んでいます。

 さっそく6月から実践が始まり、30日は、園児(3歳以上)とその家族を対象に親子ムーブメント教室を実施しました。

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 企画から準備まで独自に取り組む初めての親子教室で、リーダーの先生方は緊張した様子でしたが、活気のある楽しい親子遊びのプログラムが実施できたと思います。

 まだまだ勉強始めたばかりで・・・、と先生方は謙遜なさいますが、ムーブメントリーダーとしての素質十分!フリームーブメントの時の子ども達との自然なかかわりの様子に、やはり、遊びのプロとして働いてきた実績を感じます。

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 最近、保育士の先生方との取り組みで感じていることは、保育士の先生方には子ども達と遊んできた経験が財産としてあって、ムーブメント教育・療法を学ぶことでそれらの整理整頓ができてくるのではないかな・・・ということです。

 小林芳文先生が、「私達の研究は、遊びに付加価値を与えるために行われている」と話されていますが、遊び活動を大事にされてきた保育士の先生方の経験とムーブメントによる方法論にはもともと共通点が多いので、吸収するのも早いのだと思います。

 先生方は、もう洋服は沢山持っているから、それらを出しやすく、または、コーディネートしやすくするために、どの箪笥にどんなふうに整理整頓しておけばいいのかってことを勉強しているみたいな感じですかねぇ・・・!と話したら、嬉しそうに笑っておられました。

 (ドラえもんでも、四次元ポケットの中の整理ができていなくって、大事な時に必要な道具が出せなくて焦るシーンがありますよね・・・  )

 

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 今回の教室は、「桃太郎」のお話の世界をテーマに遊びました。

 最後に鬼が返した宝物の大判小判(に見立てた金銀の紙吹雪)がパラシュートに入ってきて、空間に広がり歓声が上がりました。

 散った紙吹雪を子ども達が必死に拾い集め、本当の宝物のように、皆ビニル袋を貰って持ち帰っていました・・・。心と身体に宿る「宝物」になったと思います。

 活動を創ってくださった先生方、子ども達、保護者の皆さん、ありがとうございました  来月は乳児さんの家族対象の教室に挑戦です。楽しみですね。