遊び種 たんぽっぽの親子ムーブメント「こいのぼりと一緒にあそぼう!」~岡上こども文化センター親子ムーブメント活動報告~

 2014年5月10日、岡上こども文化センターにて和光大学の学生たちによる親子ムーブメント教室が実施されました。 2014-05-10 12.16.58.png 今年度初の実践で、学生たちは3分の2が初参加!少し緊張した表情でしたが、元気な子どもたちの笑顔にパワーをもらい、いつものとおり、親子、学生、施設スタッフみんな一緒に楽しい遊びの場をつくることができました。  

 今回は、5月、端午の節句をイメージして、「こいのぼりこいのぼりと一緒にあそぼう!」をテーマにしたプログラムでした。  

 フリームーブメントの後は、いつものとおり、集合して呼名(おまなえよび)の活動です。 今回は、お返事ができたら、子どもたちは、「こいのぼり」に変身するためのスカーフを一枚ずつもらう流れになっていて、赤青黄緑そしてピンクのムーブメントスカーフの中から、自分で選んだ色をゲットしました。

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 続いて、ダンスムーブメントでは、身体部位を確認したり、ママと一緒にゆらゆら揺れたり、ぐっぱーの動きを発展させて動きました。
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 走行・歩行ムーブメントでは、タンバリンの音に合わせて速さを変えたり、音を良く聴いてストップしたり、そして、色々な動物になって歩きました。最後に「こいのぼり」の動きが得意なお兄さんの真似をして、みんなで「こいのぼり♪こいのぼり♪」と言いながら進みました。
 
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 続いて、輪になって座り、ロープムーブメントです。右右~、左左~と声を出しながらロープを隣に送ったり、「トントン前~、トントン右~」のリズムに合わせたりして、方向性を確認しながら動きました。
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「後ろ~」のときは、みんなでバランス!「1,2,3,4、5~~」と数えてキープです。
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 持ってたロープを床におくことで、ロープの内側と外側が生じます。ここで、「ロープの中に右足を入れて…」、「ロープの中にお尻を入れて…」と、図と地の視知覚と身体部位の確認、そして、姿勢保持の課題を織り交ぜた活動に入ります。
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 「ロープの中に、どこでもいいから自分の身体の部位を3箇所いれて…」の課題では、子どもたちは自分で決めて動きます。「答えが一つではない活動」で、創造性の要素も入ります。
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 今度は立ち上がって、ロープの上を歩きます。
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 後ろ歩きにも挑戦です。慎重に、後ろのお友だちも気にしながら、上手に歩いていました。
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 ロープの輪を池に見立てたら、ちびっここいのぼりたちがお池で泳ぎ始めました。
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 こいのぼりに変身したスカーフを今度は、ロープにかけて集めます。お兄さんたちのお手本をよく見て、自分で決めた場所にかけていました。
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 ロープにかけた色とりどりのスカーフたちは、空を泳ぐこいのぼりに見えます。透けるスカーフが創り出す優しい風景を楽しんで、その後は、またいだり、くぐったりして遊びました。
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 続いては、「鯉の滝登り!?」のイメージで、スカーフトンネルをくぐって進みました。
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 みんなでぎゅぎゅっと寄り集まってユランコそりに乗ってひっぱってもらう活動では、「ただそれだけ」のことなのに、子どもたちはとても嬉しそう…わーいわーい。もう1回!とのリクエストに、汗だくの学生たちも笑顔で応えていました。
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 そして…、あれあれ?何かが部屋に入ってきたぞぉ~~!! じゃじゃ~~ん!”巨大こいのぼり”です!(パラシュートを長方形に畳んで目を付けただけなんですが…)子どもたち以上にママさんたちの歓声があがります…。「見える!見える!」と大人の方が笑っていました…顔こいのぼり
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 巨大こいのぼりが、パラシュートに変身して(…というか、もとに戻って…!?)、子どもたちの頭上に広がり、上~下~と大きく揺らして楽しみました。 みんなでドームをつくったり…、
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 一人ずつ乗せてダイナミックな揺れを楽しんだり…、
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小さなお友だちは、ママと一緒に乗ってもらって、メリーゴーランドのように床を滑らせたり…、
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 最後は、紙吹雪を乗せて、楽しみました。
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ふりかえりでは、「今日は何をしたかな~」の問いに、子どもたちが元気な声で答えていました。
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 年度の変わり目でメンバーが入れ替わり、初参加の学生が多いことを考慮して、経験者のリーダーたちが「シンプル」を心がけたことがよい結果につながったと思います。 使ったムーブメント遊具も、基本は、スカーフ、ロープ、ユランコ、そして、パラシュートだけでしたけど、みんなでイメージを共有することができ、とても創造的なプログラムに仕上がっていました。
 リーダーを務めた学生たちからは、早速に反省の声もあがっていました。楽しみつつ、自分の力不足にちょっぴり悔しい想いもして、終わった瞬間に次の意欲が生まれている…、学生にとってもまさに生きた学びの場です…。 児童館型施設における地域子育て支援事業として実施されている活動ですが、支援する側-支援される側…という関係を越えて、施設スタッフに支えられ、地域の親子と学生たちが共に「育ち合う場」になっていることに、毎回、感動します。 今年も楽しい遊びの場が生まれますように…お願いハート