昨日、ケイスケ先生のお通夜でした。
日本舞踊の師匠が、教えてくださった話を思い出しました。
誰かがお亡くなりになったときに、「息を引き取る」という表現をしますが、これには、ただ単に「呼吸が止まる」という意味だけではなく、亡くなられる方の「息」を残された人達が引き取る…、「いのち」を伝えていく、という意味も含んでいるのだ…と。
死んでいく人が「息を引き取る」のは、残された家族や友人に「いのち」を引き取られる…ということ…、つまり、残された者たちが、亡くなっていく方の息を引き継ぐ、「いのち」をつないでいく…という意味があるのだそうです。
日本語持つ意味の深さ、美しさ…、日本語ってすごいなって思いました。
「いのち」は消滅したり断絶したりするものではなく、次から次へと伝えられていくものだという考え方を再確認です。
いのちはいのち、つづくはいのち、いのちはいのちによって…。
(2月の催しの企画について、最首悟先生からいただいた言葉です…)